ドラマ「3年A組」 明日を生きる活力になる名言集・名シーン集【ネタバレ考察】

グッ!クルッ!パッ!
さっそくですが、
「今からあなたは、僕の人質です」
解放の条件は、この記事を最後まで読むこと。というのは冗談ですw
ドラマ「3年A組」めちゃめちゃ話題になりましたね!
毎話ごとに真剣に考えさせられるシーンやセリフがあって、考えさせながらも強く生きようという希望を与えてくれる熱いドラマでした!
そんな3年A組が残した名言を振り返りながら明日を生きる活力とはなにか??に迫っていこうと思います!
作品のあらすじ
魁皇高校では卒業まで残り10日となるなか、3年A組担任の柊一颯がクラス29人全員を集めて突然「今から皆さんには、人質になってもらいます」と告げた。そして爆発音が鳴り響き、校舎の廊下部分が爆破され騒然となる生徒たちは教室内に閉じ込められる。
一颯は生徒たちに、半年前に自ら命を落とした景山澪奈はなぜ死んだのか「原因を考え、真実を知っている者は名乗り出ろ」と課題を出す。澪奈は水泳部でオリンピック代表候補にもなっていた全国区のスターだったが、ドーピング疑惑のフェイク動画を拡散されて以降、クラスでいじめにあっていた。驚愕する生徒たちに一颯は「課題にクリアできなければ一人ずつ命を奪う」と脅迫する。
それと同時に一颯は自ら警察に通報して校舎を包囲させ、SNS「Mind Voice(マインドボイス)」を通じてこの事件をエンターテイメントとして見守っている一般大衆に課金を要求する。
当初は戸惑い反発していたA組生徒たちも、一颯の「授業」を通じて少しずつ自分の頭で考えて物事の本質を見ることを教わり、自分自身の過ちや将来と向き合いながら、クラス一丸となって事件の真相に迫っていく。
視聴者の評価
最終回の視聴率が19.4%という驚異的な人気を誇った本作品。
教室を爆破する過激な演出もさることながら、教師役の菅田将暉の迫真の演技はネット上でも、
「鳥肌が立った!」
「震えるほど感動した!」
など高く評価されました。
またTwitterを彷彿させるSNSを中心に展開される物語の中で、
ドラマだけどこれは身に摘まされる
柊先生の言葉を胸にしてこれから言葉を言おう
今の時代を生きるために大切なことを学ぶことが出来ました
など一颯の言葉に感銘を受けた声も多く上がっていました。
今回はこの作品の名言・名シーンを解説していきたいと思います!
それでは、Let’s think!!
各話の明日を生きる活力になる柊先生(菅田 将暉)の名言・名シーン集!
柊先生が伝えたかった本当の卒業の意味とは?繰り返す悩みや問題の理由
「過去の自分が今の自分を作る!だから過去から逃げてるお前もお前もお前も極めて幼稚なガキのまま成長が止まってるってわけだ。そんなやつらが一体何から卒業するっていうんだよ!
そして、変わるんだ!悪意に塗れたナイフで汚れなき弱者を傷つけないように変わるんだよ!・・・・・・変わってくれ。。。」
第一話で影山の死から目を背けていた自分を奮い立たせ向き合おうとした茅野(永野 芽郁)に対して、自分が助かることしか考えていない様子の生徒たちに向けた言葉。
卒業していったい何がわかるというのか?!
尾崎豊さんも熱くうたっていましたが、卒業って何やねん?って話ですね。
高校では卒業の日が過ぎれば次の日から学校に通うことはなくなります。
だけど、人生においての悩みや人間関係の問題は通り過ぎたとしても、同じようなことが起きることってよくありません?
あれ?このダイエット何回目?とか、また同じような理由で仕事続かなかったな〜とか。
その原因って問題が起きたときに本質的な解決策を見つけようとせず、その場しのぎの回避方法ばかり選択してるからなんですよね。
だから繰り返してしまう。
一番の問題は問題を繰り返している自分なんです。
柊先生がいうように”過去の自分のまま”では成長していない。
そして、そうやって問題と向き合わないことが知らず知らずのうちに他者を傷つける要因になっている。
そのことに気づいていない君たちはどうしようもなく幼稚だと柊先生は強く訴えています。
つまり、本当の”卒業”は問題を繰り返さないように変わることなんですね。
自分と向き合わないと他者を不幸にする?
「いつまでそうやって被害者ぶってるつもりだ。お前がダンスをやれなくなったのは家族のせいじゃない。お前が何もしなかったからだ。
お前が抱いた悩みや苦しみを誰かにぶつけたか?仲間に!クラスメイトに!教師に!どうしてもダンスがやりたい!誰か助けてくれ!ってお前は、すがったか?!
甘えてんじゃねえぞ?お前は影山の人生を狂わせた一人なんだよ。遅いなんて言わせない。影山のためにも真実を明かして“明日と戦え。抗え!!もがいて掴め!!!生きてるお前にはそれができるんだよ。」
第4話で母親の病気を言い訳にダンサーになる夢を諦め、そのことを誰にもこぼすことなく格好つけて「もう遅えんだよ」と嘆く甲斐隼人(片寄涼太)への言葉。
このシーン熱いんですよね〜!勝手に無理ゲーとか言ってふてくされてんじゃねぇよ!おい!と。
このシーンで一緒にダンスをやっていた親友の石倉は甲斐がダンスをやめた理由を知って泣きながら甲斐にブチ切れるんですね。
「言ってくれれば、俺にだってできることあった!なめんな!」と。
そう。誰にも頼ろうとせず、独りよがりになっていた甲斐は、被害者意識から、いつの間にか自分を思ってくれる味方がいることを忘れて傷つけてしまう結果を招いてしまったんです。
ここで大切なのは、人に甘えることは悪いことじゃ無い。
むしろ誰にも頼ろうとせず「俺はダメなんだ、無理なんだ」と、できない理由を並べて問題と向き合わない自分を正当化して目を背けることの方が悪質でタチの悪い甘えなんだってこと。
問題にぶち当たった時に、できない理由よりもできる理由を自分の置かれている環境や周りの人の顔をよく思い出して「まだできることがあるんじゃないか?」と抗うこと=プライドを捨てて向き合い続けること。それが成長に繋がっているんだ。
そんなメッセージがこのシーンでは語られていると思うんです。
真犯人は周りに流される「あなた自身」? 同調圧力に負ける弱さ
「右にならって吐いた何気ない一言が、相手を深く傷つけるかもしれない。独りよがりに偏った正義感が束になることでいとも簡単に人の命を奪えるかもしれないということを。これを見ているあなたに、ひとりひとりの胸に刻んで欲しいんだよ。
他人に同調するより、他人を貶すより、自分を律して磨いて作っていく方が大切なんじゃないのか。てか、そっちの方が楽しいだろ。
その目も口も手も誰かを傷つけるためにあるわけじゃない!誰かと喜びを分かち合うために!誰かと幸せを噛みしめるためにあるんじゃないか!
もっと人に優しくなろうぜ!もっと自分を大事にしようぜ」
最終回でマインドボイスのユーザー、そして私たち視聴者に向けて柊先生を通して作者が訴えかけた最後のメッセージ。
他人の意見を尊重することは、協調性の高い日本人にとって文化の一つなのかもしれない。
しかし、責任を伴わない同調は頭を使いたくないだけのただの怠惰だ。
自分の言葉に自信が無く、責任を取る気もない。
でも1人は怖いから、とりあえず誰かの意見にのっかっておきたい。
そうやって自分の存在を肯定して安心したい。
でも、その自分は誰だ!?
人目を気にして、ころころ意見を変えて、それでいて同じように意見をころころ変える他者をSNSという姿が見えない空間で裁いて。
そんな奴が大人と言えるのか?
そんな奴ばっかりの社会を本当に望んでいるのか!?
そんなことしてて楽しいか?
そんなことのために生きてるのか?
それは誰の人生なんだ!?
おっと、熱くなりすぎました。
何がいいたかったかと言うと、人の意見に流されている内に「自分はどうなりたかったか?どうしたかったのか?」という、その志を忘れて生きることはとても虚しく、つまらない。
だから、誰かの評論をしている暇があったら、今の自分と向き合ってもっと良くなろうぜ!
痛みを知ってる人間は人に優しくなれるんだから・・・。
そんなメッセージだったんだと思います。
最終回は本当に見ていてしびれました!
是非まだ見たことのない人は実際に見てください!
痛みを明日への活力に変えるには・・・
柊先生が一貫して語りかけているのは、丁寧に自分と向き合うことから逃げるな!っていうことだと思うんです。
生きていれば
悲しいことも
苦しいことも
情けないことも
惨めなこともある
でも、その痛みは決して人生をドン底に貶めるものではない。
向き合えば、そこから学べることはたくさんあって、明日への活力にすることができるプレゼントなんです。
真剣に悩んだら、自分に訪れた課題からきちんと学ぶことができたら、明日の君はもっと強くなれる!
いや〜柊先生の言葉はどれも心に刺さりますね〜。
こんな時代と逆行する熱くて優しい教師がいてくれたら・・・
と思った方も多いんじゃ無いでしょうか?
こんな先生から学びたかった、教わりたかったと。
そう思ったあなた。
あります。そんな熱く優しい、ぬくもりある学びを受けられる場所が・・・
日々、なんとなく生きてしまって、いつもどこか何かが欠けてる気がする。
今の生き方に納得できてない。
でも仕方ない・・・
いやっ、仕方なくなんかない!!
真剣に向き合うことから逃げてるだけだ!
お前はどうなりたいんだ!?
どうなったら納得なんだ!?
腹の底から求めてるものはなんだ!?
悩んでるフリばっかりして、本気で解決しようとしたことが一度でもあるのか!?
そもそも本気で悩んだことすらないんじゃないか!?
本当に今の自分、過去の繰り返しの自分に飽きたなら、変わりたいと思ったなら、ここへ来なさい。
ここで好きなだけ学びなさい。一人ではないです。
でも、その一歩を踏み出すことはあなた自身にしかできません。
さぁ、どうする?
グッ、クルッ、パッ!
で
Let’s think♪