人工知能覇権図 -世界のAI関連企業まとめ-

こんにちは、元ITエンジニアのピースケです。宇宙海賊団メンバーの一人です。
これからちょくちょく、記事を投稿させていただける事になりました。よろしくお願いいたします。
事の起こりは、やんちゃが過ぎてRSELeaksをハッキングし一時サイトをダウンさせた事にあります。その後、りんたろうさんと接触(密談)をしたのですが、そこで彼の語るアナザフロンティア構想に感銘を受け、逆にさとされてしまいました。
大学で人工知能の研究するなどバリバリのIT野郎で今までPCしか触って来なかったのですが
本当の”ぬくもり”を知ってしまった今は「AIのシンギュラリティ」もいやだし、「ゲノム編集」なんてもっての外だ!!と心を入れ替える事に。
そんな指先が、人体と言うとてつもないユニバーサルデザインの深淵に触れた時、もはやPCなどのIT技術が時代遅れだと気づく事に。
一人でも多くこの事に気づいていただきたく、RSELeaksのITインフラを支えつつ執筆活動を任されました。
私が得意なIT関連の記事を投稿させていただきます。第一回目は人の世界に浸透する人工知能技術の実情をまとめました。
世界の
人工知能関連企業まとめ -AI覇権図-
人が道具を扱うようになって以来
道具の進化は人間を凌駕するようになってきた
今まで人が管理していたものから次第に道具(人工知能・AI)にその座を譲渡している
しかもその流れはとてもスムーズで違和感を抱かせない
世界の企業そのがその最先端の道具(人工知能)開発に取り組んでいる
多国籍企業 multinational corporation
今や世界のビジネスを取り仕切っているのは、言わずもがな多国籍企業だ。もちろん、AI開発もやっている。
・情報通信系
世界の検索を司る知の巨人Google。検索に必要な言語処理にAIを絡めることで情報の整理を加速している。家庭用据え置き型端末 Google homeを最近発売。シンギュラリティを世界中に広めたレイ・カーツワイルがいたり、DeepMindのデミス・ハサビスがいたりする。そしてNASAと量子人工知能研究所を創ったり、囲碁でプロ棋士をなぎ倒したり、暗黒に落ちるような変な絵を書かせたり、話題には事欠かない。
正直ぶっちぎっている。

Microsoft
世界中のPCにインストールされているWindowsをもつ、ビルゲイツの城。
Windows10にはCortana(コルタナ)さんが入ってますよね。
企業に必ず入っているOffileシリーズはとても有名ですし、Teamsという企業ミーティングシステムもなかなかのもの。スマートデバイスこそ弱いものの、Windowsのシェアは圧倒的だし、データの蓄積は十分?

Apple
亡きスティーブ・ジョブズが創った最も美しいデバイス「iPhone」で一躍スマートフォンの世界を作ったアップル。AIのSiriが有名ですね。
最近では自動運転にも力を入れているらしいが、どうなったのか。
Appleが独自開発したM1チップはとても画期的で、WindowsPCの性能とは一線を画すが、今後の成長は如何に。

IBM
情報通信事業の大手IBMです。世界中の企業の業務システムを作っているIBM。
ももちろん人工知能を研究していてWatsonが有名。
アメリカのクイズ王を破ったらしい。主に事業者向けの人工知能システムに特化しているぞ。
天才開発者マークザッカバーグ率いる世界最大のソーシャルネットワークであるfacebook。人工知能研究所があるそうです。チャットサービスでパーソナルアシスタントMとメッセージをやりとりできる機能が有名だったが、既にサービス終了。
実はあの有名な画像投稿アプリInstagramや、チャットアプリのFacebook Messenger、WhatsApp。さらにはVR企業Oculusなんかはfacebookの傘下なの知ってたかな?
もう個人のデータ量ではgoogleと並ぶほどの企業だよね。

・小売系
Amazon
ジョフベゾスが作る世界最大のECサイトであるAmazon。
商品のおすすめ機能(この商品を購入した方は、この商品も買っています。。。)など人工知能にはかなり昔から力を入れていて、最近では人工知能Alaexaを呼び出すことができる家庭用据え置き端末Amaxon Echoを発売。一家に一台 AIを配置するべく着々と進めている。

ドローンによる宅配の構想や、巨大な自社倉庫の自動化、そしてAWSと呼ばれるクラウドサービスでAI機能を貸し出したりなど、AI技術使いまくりだ。
Alibaba
中華テックの筆頭。超巨大なEC会社アリババ。人口で押しまくっている感じだけど、無視できない。安いし便利だ、アリババ。
アリババのセールにみんな釘付け。
決済システムのアリペイ(支付宝)では5億人の決済データを扱い、ビックデータの蓄積も十分だ。
Amazon Echoみたいなスマートスピーカー「天猫精霊」(Tmall Genie、ティエンマオジンリン)を作っているよ!!
・電機メーカー
SAMSUNG
韓国のGDPの20%を担う総合家電メーカーサムスン。Siriを開発したvivを買収し、自社のGalaxyに人工知能を載せている
いずれはサムスンが開発する全ての家電に人工知能を載せる計画のようだ。

vivが開発したBixbyをGalaxyに載せている
・電子機器
Intel
言わずと知れたCPU会社。インテル入ってる??
AI技術の1つである機械学習に特化したCPUを開発し、様々な企業のAI開発と関わっている。
NVIDIA
今や人工知能に必要不可欠なGPUを開発し、独自シェーダシステムCUDAを持つ、実は今最も熱い会社がNVIDIA(エヌヴィディア)だ。
正直なところ、この会社がないとAIは始まらない。それほどまでに、重要なポジションにいる。
このGPUが乗ったボード1枚で120万円もする(Tesla V100)。データセンターならこれが何十枚、何百枚と必要なのだから恐ろしや。
ちょっとやりたい人が手を出すTitan Xでも1枚10万円もする。
仮想通貨のマイニングにも利用され、いろんな意味で時代の企業。
でも次に紹介するAMDもなかなか復権してきているから気が抜けないぞ。
AMD
NVIDIA(エヌヴィディア)と対をなす競合会社。人工知能技術の1つであるディープラーニング推しだ。
ARM
ソフトバンクの孫正義が最近買収した。実はスマートフォン向けのCPUの85%のシェアを誇る凄まじい企業。
モバイルや車などのAI技術で存在感を出すそうだ。

ARMのCPUが入ったCubeStormer3 は 3.253秒でルービックキューブを解いてしまう。 (2014年)
なお、子供の頃によく遊んだLEGOで作られているようだ。
ちなみに、人間は4.591秒らしい(2017年10月)
どっちもハンパない。本人もビックリしているくらいだ。
けど機械の方が速い。
ちなみに、ちなみにARMでもLEGOでもないが、もっと速く解くロボットもあるらしい。
0.38秒
Oooooh,,,, yeeeeeeah….
もはや速すぎて何が起こっているのか分からないレベル。
・自動車
TOYOTA
日本のGDPの4%をも担う世界最大の自動車会社TOYOTA。
創業者である豊田佐吉が豊田式木製人力織機(1890年)を作ってから早150年ほど
TOYOTAは超ハイテク企業へと成長していた。
自動運転技術など次世代のクルマにAIの担う要素は大きく、人工知能関連の採用も多い。最近ではMITとの共同研究の発表や、Concept-iを発表している。
国防・軍需産業系
やはり最新テクノロジーは軍需産業にあり。
ロッキードマーティン
アメリカの軍需産業に鎮座するロッキードマーティン。日本でもおなじみのF16にどうやら自律戦闘能力を付けちゃったらしい。やっぱり無人戦闘機作っちゃうよね。。。

DARPA
アメリカ国防高等研究計画局は、軍隊使用のための新技術開発および研究を行うアメリカ国防総省の機関である。略称はダーパ。
日本でも災害対応ロボットの競技会「DARPA Robotics Challenge(DRC)」などを企画している。
でも最終的には軍事利用なんだけどな。。大丈夫??

ジェネラル・アトミックス・エアロノーティカル・システムズ
有名な無人攻撃機 RQ-1 プレデターを作った会社だ。映画とかでよく出てくる。この会社は無人機とそれに関わるシステム一式を作っているようだ。

レイセオン
アメリカの軍事用機器会社。なんとアイアンマンスーツを作っている。
これだ。なお、AI技術が使われているのかは良くわからない。
個別企業
テスラ・モーターズ
色々と話題の多いイーロン・マスク率いる、次世代電気自動車会社テスラ・モーターズ。開発中の全てのクルマに自動運転技術が搭載されている。
ボストンダイナミクス
最新鋭のロボットを開発するヤバい会社。DARPA に支援され、最近は孫正義が買収しますとか言ってる注目の企業。
ここの作る人型ロボットAtlasはバク宙するし、4足歩行ロボットSpotは犬みたいだし、作るロボット作るロボットがヌルヌル動いて、とにかくヤバい、キモい。
ハンソンロボティクス
この会社は、ソフィアだ。
動画を見てくれ。ヤバい。キモい。吐きそうだ。
宇宙・空
まだ人類は地上を行き来しているだけだ。
地球の空間の95%以上は空にある。空を制するものは地球を制す。
軍需と近いけれども民間として動いているAI技術も多い。
SpaceX
テスラ・モーターズと同じく、イーロン・マスク率いる、次世代民間ロケット会社SpaceX。イーロンは火星に行きたいそうだ。そのためにコストを抑えるため、今までは使い捨てていたロケットを再利用することを考えた。
そのためには、ロケットが着陸する必要がある。人間が手動でできるわけない。だからこそAI技術だ。見てくれ
まるで逆再生。
イーロンの構想では地球上の何処へでも1時間で行けるようにすることも考えているらしい。
イーロンの夢はどこへ私たちを連れて行くのか、そして火星には果たして何があるのか。。。
Blue Origin
Amazonのジョブベゾスが起業したBlue Origin。宇宙まで視野に入れているとはAmazon恐るべし。
SpaceXと凌ぎを削っている。
こちらもAIによる垂直着陸技術は必見です。
AreoMobile
空飛ぶ車を作る企業。
車が空を飛ぶなんて危ないじゃない!という、あてにならない人間の問題を自動運転技術で解決するのだ。
実は路上を走る車よりも空を飛ぶ車を作った方がAIにとっては楽なのだ。
なぜなら空には歩行者もいないし、段差もない。信号もなければ工事現場もないからだ。
富裕層がターゲットだけあってカッコいい。販売価格は1億5千万ほどを考えているのだとか。
アート・デザイン
Adobe(アドビ)
画像を編集の定番ソフトPhotoshopを始め、数々の編集ソフトをリリースしているAdobeも人工知能技術を用いた機能を出している。
人間が書いた絵と同じテイストで書き直すことや、写真の自然な修正、自動着色もお手の物だ。
大学
カナダのトロント大学
人工知能技術のディープラーニングを産んだジェフリー・ヒントンがいる。

モントリオール大学
IBMのワトソンを作っているヨシュア・ベンジオが在籍。
deeplearning.netを作っている。

スタンフォード大学
スタンフォード大学人工知能研究所が有名
LISP言語を作ったジョン・マッカーシーが研究所を設立したらしい。

MIT マサチューセッツ工科大学
言わずと知れたMIT。MIT人工知能研究所を持つ。

おわりに
ここで紹介したのは主要な企業の公開されている情報だけだ。
今や全ての企業活動に人工知能との関わりがある。
ロボットやスマートフォンだけでなく、スーパーのレジなど身の回りのあらゆるモノが知性化していく。
金融取引もすでにbot(ボット)や場合によっては人工知能による自動取引も行われていると言う。
人がPCの証券画面をクリックするより圧倒的に速く取引ができるのだ。
人工知能同士の戦いであって、人はもうお呼びではない。
シンギュラリティ(機械が人の知性を越える時)が来るとか来ないとか言われているが
シンギュラリティが来ようが来まいが、人より優れている部分はすでに注目されており
人工知能の進出は止まらないだろう。
金融が人でないもので埋め尽くされた時
経済・社会が人工知能主導で回るようになった時
人は生きているのか生かされているのか、その未来はそんなに遠くない。