盲腸に隠された驚きの役割!痛みがでる意味とは?カラダとココロのつながり

 

なんのためにあるかわからない。

そんな軽いノリで雑に扱われる、

なんとも可哀相な盲腸。

人の体にムダな臓器なんて本当にあるのだろうか。

 

「盲腸とったから無いんだよねー」と言っても、

おそらく「へぇ〜、そうなんだ。」と、

薄いリアクションが返ってくる程度だろう。

人体の中でダントツで軽視されている臓器、それが盲腸。

しかし侮るなかれ!盲腸には、実はとっても重要な役割が隠されているのです。

ここでは知られざる盲腸の機能と、盲腸の痛みが起こる原因と対策を暴いていこう。

でもその前に…

そもそも盲腸とは?

おそらく世間一般の方々が盲腸について知っていることは、

「なんか右脇腹あたりにあるっぽい」ことと、

「あってもなくても同じようなやつらしい」ということくらいだろう。

つい最近まで盲腸について全くの無知であった自分がそうだったんだから、

大体合ってると思う。

そもそも臓器の名前なの?

病気の名前なの?

ってレベルの人もいるだろうから、

まず始めに盲腸をググってみましょう。

盲腸の位置と機能

盲腸(もうちょう、英: cecum)とは、大腸の一部で、小腸との接合部より口側(肛門から遠い側)の盲端部分。

人間や肉食動物の盲腸はかなり小さいが、草食動物やラットの盲腸はとても大きい。

草食動物の盲腸が大きいのは、ここで微生物の力を借りてセルロースを分解するためである。その微生物のたまり場が虫垂である。

出典元: 「wikipedia」より

wikipediaに書いてある通り、

盲腸とは消化管の部分の名前であって、病名ではないです。

その盲腸のさらに先に虫垂という、まるで虫が盲腸に垂れ下がったようについている細長い器官があり、

その虫垂は先端が行き止まりになっていて、善玉菌の備蓄機能がある。

一般的に「盲腸になった」と呼ばれる時の盲腸とは、その虫垂が炎症を起こした虫垂炎のことを言っているんですね。

なるほど。

じゃあ何で「虫垂炎」じゃなくて「盲腸」と言われるかというと、

 

なんか大体虫垂と盲腸って近いから、ざっくり盲腸でいいんじゃね?

 

という具合に、これまた雑な感じで、便宜状あるいは簡略化されて決まってしまったらしい。

わかりづらくて仕方ないから、せめて「盲腸」じゃなくて「盲腸炎」って言って欲しいけどね。

 

今はさすがにないだろうけど、

昔は何かの手術をするついでに「せっかくだから盲腸もとっちゃおうか♪」って感じで、

炎症も起こしてないのに取っちゃうこともあったらしいです。

無知ってこわい・・・

じゃあ、

なんで盲腸はいらないと思われてしまったのか?

答えは簡単

無くても死なない

これだろう。

見た目もなんかチョロチョロしてて小さくて地味だし、一見起こすことといえば炎症くらい。雑に扱われるのもまぁ分からなくもない。

しかし、ここで「人の体に、ムダな臓器なんてあるのか」という問いに戻ろう。

 

当然、答えはNO。

 

じゃあ改めて、盲腸って何のためにあるんだろうね。

 

盲腸の驚きの役割り

まず、盲腸の位置にもう一度注目してほしい。

盲腸は、小腸と大腸の境目にありますね。

腸といえば、最近では「第二の脳」と呼ばれたり、

 

「脳がない動物はいても、腸がない動物はいない」

 

と言われるほどの重要な器官であることが分かってきていて、栄養の吸収、消化、排泄まで繋がる超大切な器官なのです。

何が言いたいかというと、そんなめちゃくちゃ重要な腸の中間に位置してるってことは、

盲腸にも何か重要な役割があるんじゃないかってことです。

 

シンプルに考えてほしい。

さきほど言ったように、盲腸は無くても死なないが、

かと言って人体に不要な臓器はないはず。

 

ということは、普段は使われないけど、

非常時に使われるんじゃないかという推測ができますね。

体にとって非常時とは、体内に危険なものが入ってきた時。

 

実は、盲腸の役割の答えは、非常時に危険なものを体外に排出させることだったのです。

では、体にとって危険なものってなんだろう。

 

危険と聞いて真っ先に思いつくものといえば、、、

そう、放射能


目に見えず臭いもない放射能は、被爆したかどうかすら気付けないこともあって一番恐れられているものの一つですよね。

一度被爆したらもう終わりっていうイメージもあるんじゃないでしょうか。

しかし、なんと実は盲腸には、あの放射能でさえも排泄させる働きがあったのだ!

 

そして、もう一つが、癌(ガン)

出典元:NHKガッテン!(2017年3月8日放送)

なんとビックリ!

人体の2大致命傷に効果がある!!

 

いわば、盲腸は人体の救急箱

 

普段は何もしていないように見えても、いざ危険なものが入ってきた時に一気に働き出し、排出しようとしてくれるのです!

盲腸スゲーー!!!

 

出すのが大事!!

ここで一つ知っておいてほしい健康観がある。

それがゴキブリ健康論。

 

人類より遥かに長く地球に存在し続けるゴキブリは、野菜や肉はもちろん、なんとビールも嗜み、あろうことか人間の髪の毛でも食べるという、恐るべき雑食性である。

しかも前の年のゴキジェットでは死なないと言われるほどの生命力…。

いま我々人間がゴキブリパイセンから学ぶべきは、

入れることより、出すことの方が大事」ということ。

排泄する力が強ければ、ある程度は悪いものが入ってきても大丈夫なのだ。

そのカギを握るのが、盲腸なのである!

これこそが対処療法中心の西洋医学が主流である現代医療では未だ解き明かしきれていない、衝撃の事実。

盲点とはまさにこのことか!

 

盲腸(虫垂炎)の痛みの原因と意味

長くなりましたが、いよいよここからが本題。

大切なのは、そもそもなぜ盲腸(虫垂炎)になるのかということ。

 

簡単に盲腸(虫垂)が切られてしまうようになったのも、

盲腸が役立たないと誤解されていたことよりも、

炎症を起こすことが厄介だったからであって、

炎症を起こさなければわざわざ切られることもなかったはず。

 

何事もその結果が起きた原因を突き止めることが大事です。

では、何が原因で人は盲腸のトラブルを起こすのだろうか。

 

それは実はあなたの考え方のクセと関連がある!

そう身体はその人の課題を不調というかたちでメッセージとして伝えてくれる機能があるのだ。

例えば・・・

腸内細菌と感情や性格、個性は関連する!

 近年、自閉症スペクトラム(ASD:自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー症候群)と腸内細菌についての関連性が注目されている。

(中略)

うつ病や認知症(うつ病性仮性認知症)と腸内細菌との関連性も研究されており、腸内細菌が脳を支配し性格にまで影響を及ぼすというサイコバイオティクスという考え方も出現してきており、実際、感情や性格、個性までにも関与するというマウス実験データも報告されるようになった。

出典:腸内細菌と疾患 – 宿主を制御する常在細菌叢のバイオロジー 著者:神戸常磐大学 野村 秀明氏

体は単一の生命体ではなく、むしろ無数の細菌群と共存して生きている。

それらが密接にコミュニケーションをとりながら、このカラダを動かすことができているんです。

そのコミュニケーション機能の一つとして「痛み」や各部位のトラブルがあることがわかってきている。

なんと、それを読み解けばアナタの人生課題までわかってしまうよという仕組みなんですね。

 

そして、本題の、

盲腸(虫垂炎)が発するメッセージはズバリ、

 

いざという時に、人は頼りにならないと腹黒く思っている、人への不信感」です。

 

腹黒い人は、いざという時に、人からだけでなく自分の体からも助けてもらえなくなっちゃうよってことです。

ごく真っ当な因縁果ですね。

 

腹黒いっていうのは文字通り「腸内細菌」「腸内環境」が悪くなっていますからね!

それは盲腸も同じく。

痛くなるほど、悲鳴をあげるということは・・・

想像がつきますよね。

 

盲腸(虫垂炎)を予防する方法!

これまで、盲腸(虫垂炎)について書いてきましたが、

最後にお伝えしたいのは予防法です!

 

ここまで読んできた方は、お察しかもしれませんが、

その予防法は、

身体を整えながら、あなたの思考のクセを整えること。

腹黒い考え方や言動をしていないか見直してほしいのです。

 

当然、人間誰しも人の助けなしには生きていけません。

でも当たり前なことほど人は舐めてしまうもの。

その当たり前の事実を礼節を持って改めて確認することで、人がいてくれることの有り難さに気づくことができます。

そうすれば、盲腸もいざという時のために、静かに備えてくれるのです。

 

どうでしょう。

もうこれを知ってしまったあなたは、

今まで舐めていた盲腸への誤解が解け、感謝の念が湧いてきたんじゃないですか?

しつこいですが、やっぱり体にムダなものなんて1つもありません。

全て必要ゆえに存在しているのです。

病気でさえも例外ではありません

人体の救急箱である盲腸さん、今までナメててごめん!

そしてありがとう!!

幸いまだ盲腸がある人は、切らずに大切にしましょうね。