猫背にお金持ちがいないホントの理由。

『あいつは骨のある奴だ』とかって言うじゃない?

『骨がある』っていうと

根性がある、屈しない、諦めない、忍耐力がある、一本筋が通ってる様をあらわす。

逆に、すぐ諦めるような根性なしを『骨のない奴だな。』なんて言ったりもするよね。

 

実は、この骨とは、人体を支える大黒柱でもある『背骨』を指しているんだ。

 

そして、『第二の脳』と言われる腸をはじめ、あらゆる臓器を覆う骨はすべて『背骨』に繋がっている。

引用元:背骨と骨盤の周りには ©2003-21 TH東洋総合治療センター

大切な臓器の全てを覆いそこにリンクしている、中枢管理センターでもあるんだ。

 

今はあまり使われないが『気骨(きこつ)』という言葉があるように

あらゆる人間の『氣』そのものが、背骨と密接な関係にあるということ。

氣持ちがしっかりしている人間は骨がしっかり通っているし

逆もまた然りなんだよね。

 

サムライは『気配を感じ取る』それは背骨から・・・

アメリカのカウボーイ映画では、物陰に潜んだ敵に気付く時には必ず

枯れ枝を踏んでしまった物音で気付いたり

何かしら五感を通して得られる情報ありきなのに対して

日本の侍映画などでは、何の物音もないのに

なぜか敵の存在を察知したりするシーンが普通に描かれたりもする。

引用元:座頭市 ©1989 監督:勝新太郎 販売元;J.V.D.

この目には見えない周囲の様子、また遠く離れた場所であっても、氣を感じ取るという

第六感とも言えるような感覚が、日本独自の身体感覚として描かれているのだが

これは『背筋が凍る』という言葉があるように

背骨を基軸として感じ取られていることはあまり知られていない。

 

しかし、緊張感のある時代を生きていた侍達とは違って

現代では、こうした背中に視点を置いて見るという感覚は薄れてしまったよね。

 

苦労することを『骨が折れる』『お骨折り』と表現するように

昔の人たちは、背骨を軸にして生きるという感覚が自然と身に付いていたんだ。

 

コツを掴むとは、骨(コツ)の感覚を掴むこと。

物事の核心、要点を捉えることを『骨(コツ)をつかむ』と言う。

また『骨の髄まで』とか『真髄(しんずい)』とも言われるように

この『背骨から捉え、感じ取る感覚』というものが

目に見える情報だけに左右される思考を巡らせるよりも

ずっとシンプルに核心に至れる近道なのだ。

 

そのためには、背骨が曲がっていては

もともと僕らの人体が持っている能力を生かしきれなくなっていく。

 

世界的『禅』ブーム。その中でも、忘れてはならないのが『コトバ』より『カラダ』の大切さ。

スティーブジョブズも取り入れていた『禅』の世界観。

京セラの稲盛和夫さんや

元グーグルCEOエリック・シュミットなど

国内外問わず、優秀な経営者ほどこうした分野への関心は高い。

その影響か、ここ数年、禅を学ぶために日本にやってくる外国人も増えてきてるみたいだね。

 

けどね、そもそも背骨のない人が

いくら禅の言葉だけを取り入れたところで

すぐにまた心は乱れてしまうものなんだ。

精神と身体は表裏一体、繋がっているからね。

だから、そのどちらかだけを磨いても意味がないということ。

 

だって背骨がグニャっと曲がった仏像なんて見たことないだろう?

カラダのラインが曲がった状態で

いくら瞑想法だけを実践したって

それは目をつぶってただ妄想してるに過ぎないんだよ。

 

かといって普段から、やたらと姿勢を気にし過ぎることもないんだけど

いざとなったら即座に『背骨が一本通されて、肚(臍)が据わった状態』にできることが大事。

(引用元:刃牙道 ©板垣恵介/秋田書店)

この腹が据わった状態というのは

感覚を外側(全方位)に向けられている状態でもある。

すると、外部から取り入れられる情報量、その感度がまったく変わってくるんだ。

 

これによって、周囲との関係性に対する察知力が上がり

どんな状況においても、隅々まで『氣を配れる』存在になれば

自我フレームに囚われて、うわべの情報に惑わされることなく本質を見抜き

決して小さなチャンスも見逃さない本物の幸運体質へと繋がっていく。

 

これが、猫背の大金持ちが少ない理由だ。

 

アメリカで『肥満は出世できない』と言われ続ける真の理由

猫背になると、太りやすくなるって知ってる?

脇下や首まわりのリンパ線の働きが鈍くなってしまうので、代謝が悪くなっちゃうんだ。

結果、プクプクとおデブになっていく。

アメリカでは、喫煙者とデブは出世できないなんてよく言われるよね。

普通に考えれば、これは太ってる=自己管理能力が低いのではないか、という見方になるんだけど。

猫背が太りやすいという事実からも捉え直すと

太っている=代謝が悪い=背骨が曲がっている確率が高いので、前途したように周囲への察知力が低くなる

つまり『周りが見えてない骨のない奴』であると捉え直すこともできる。

もちろん、あくまで一面的な見方ではあるけど、一理ある深読みであることも間違いない。

 

ちなみに、猫背のまま長時間デスクワークしてると

首まわりの自律神経を圧迫してしまい、偏頭痛など体の不調を引き起こしたりと

猫背が及ぼす悪影響は思いのほか大きいから注意してほしい。

 

カンタン猫背矯正ストレッチ『ダンゴムシと海老反り体操』

『猫背 治し方』とかで検索すれば、たくさん情報は出てくると思うけど

座ったままでもできるカンタンなストレッチ方法を一つだけ紹介するね。

1、まず下を向いてダンゴムシになったつもりで背中を丸める。

2、ゆっくりと顔を上げながら背中をそらしていく。

3、思いっきりそったら、またゆっくり背中を丸める。

この『丸まる』と『反る』のをゆっくり繰り返すのが

猫背ストレッチのポイントだよ。

ゆっくりと息を吐きながら、3〜5セットくらいやってみてね。

 

まとめ

■猫背になると太りやすい

■他にも猫背は様々な体の不調を引き起こす要因となる

■猫背を矯正すると、周囲への察知力が上がり、氣が利くようになる。

■結果、ビジネス、人間関係においても上手くいきやすくなる。

 

さぁ、今日から君も、レッツ猫背矯正♪背骨ライフ♪