伝説のアニメ『美少女戦士セーラームーン』あらすじ 相似形で時空を超える物語解明(その1)
1992年に放送開始されると、たちまち全国の少女のハートをわしづかみにし、
一躍社会現象にまでなった国民的アニメ、『美少女戦士 セーラームーン』。
(引用元:東映アニメオンデマンド『美少女戦士セーラームーンS』©武内直子・PNP・東映アニメーション)
「戦う少女アニメ」の原点にして、最高傑作とも言われるその人気は、
少女たちのみに留まらず年齢、性別、さらには国や地域、人種すらも越え、
今もなお世界中で支持され続けている。
主人公の決めゼリフである『月に代わって、お仕置きよ!』を真似したことのある女子が、
(引用元:東映アニメオンデマンド『美少女戦士セーラームーン』©武内直子・PNP・東映アニメーション)
そして、”あの変身シーン”で毎回ちょっとだけドキドキした男子たちが、
一体どれだけたくさんいるだろうか?
(筆者も2才年上の姉と一緒に観ながら、いつも「あのシーン」では気まずい思いをしたのを覚えている)
(引用元:『美少女戦士セーラームーン』©武内直子・PNP・東映アニメーション)
さてさて、『美少女戦士セーラームーン』の原作は、月刊少女漫画誌『なかよし』で1992年~97年にかけて連載された。
それと並行して92年~97年に旧アニメ版が放送され、一躍社会現象を巻き起こすと、93年からは25年以上にわたって舞台化され続けており、
2003年にはなんと実写化(デビュー間もない北川景子が、セーラーマーズ役を演じたことで有名)、
さらに2014年には、『美少女戦士セーラームーン Crystal』として再びアニメ化される。
(引用元:美少女戦士セーラームーン公式HP©武内直子・PNP・東映アニメーション)
さらにさらに、その続編として2020年には、劇場版新作『美少女戦士セーラームーンEternal』の公開も発表され、旧来の根強いファンに加えて新しい世代の人気も獲得し続けている。
そんな、20年以上に渡って熱狂的なファンを増やし続ける『セーラームーン』。
その人気の秘密は、少女たちの心をわしづかみにする、かわいくて美しいデザインの数々や、魅力的なキャラクターたち、キャッチーな決めゼリフ、ドラマティックな物語やキュンキュンしちゃう恋の展開など、挙げるとキリがないだろう。
けれど、ここで一度、冷静になって振り返ってみてほしい。
“そういやセーラームーンって一体、
どんなストーリーだったっけ?“
「…え?うさぎ達が毎回、セーラー戦士に変身して、敵を倒す話でしょ?」
(引用元:『美少女戦士セーラームーン』©武内直子・PNP・東映アニメーション)
…うん、確かに間違ってない。
だけど、その「敵」って何者?
「敵」の目的は?
そもそも、なんでうさぎ達はセーラー戦士になったの?
(引用元:『美少女戦士セーラームーン』©武内直子・PNP・東映アニメーション)
もっと言うなら、
アニメの最終回って、結局どうなったんだっけ?
確か”ちびうさ”っていたけど、あいつ何者なの?
(引用元:『美少女戦士セーラームーンR』©武内直子・PNP・東映アニメーション)
タキシード仮面って、なんで毎回、よくわからないキザなセリフこぼして去っていくの?
(引用元:『美少女戦士セーラームーン』©武内直子・PNP・東映アニメーション)
タキシード仮面はいつも高い場所に現れるけど、毎回必死に登ってるの?
(引用元:『美少女戦士セーラームーン』©武内直子・PNP・東映アニメーション)
てか、よく考えたらあの仮面、超ダサくない?
(引用元:『美少女戦士セーラームーン』©武内直子・PNP・東映アニメーション)
そもそも、女子中高生だらけの中に一人だけ男子で、しかも大学生って、
あいつもはや、ただのロリコンじゃね!?
(引用元:『美少女戦士セーラームーン』©武内直子・PNP・東映アニメーション)
…そんな風に、意外とそのストーリーの詳しい背景までは知らない人も多いのではないだろうか?
(イカンイカン、後半ただの悪口になってた -_-;)
そこで今回改めて調べてみたところ、、、驚いた。
なんと、子どもの頃は何気なく観ていた『セーラームーン』のストーリーは実は、
時間と空間を越えた、“生まれ変わり”と“めぐり逢い”によるとてつもなく壮大な、「時空演劇」だったのだ。
この記事ではそんな、意外と知らないセーラームーンの背景ストーリーを大まかに紹介しつつ、
それを“相似形称による生まれ変わり”という、独自の視点から解析しようと思う。
ストーリーを知らなかった人はその“ミラクルッ♪ロッマンッス~♪”に驚いてほしいし、知っている人も、新たな視点をぜひ楽しんでもらいたい。
※ここから先、ネタバレ全開です。
目次
思考回路はショート寸前!セーラームーンの複雑なあらすじ
『セーラームーン』は、時間と空間の壁を越えて複雑に展開される物語だが、
大まかに語ると、【今の文明が始まるよりはるか昔、太古の時代】と【現代】そして【30世紀(千年後)の未来】、この【3つの時空】が舞台となっている。
そのそれぞれの時代で巻き起こった様々な出来事が絡み合い、それを現代のうさぎ達が、セーラー戦士として戦う中で回収していく、そんな物語だ。
ここから先は、その視点から『セーラームーン』のストーリーを、ざっくりではあるが振り返っていこう(ここでは主に、原作である漫画版を中心にストーリーを紹介していく)。
過去・現在・未来、3つの時空とキャラクターたち
まずは物語全体の大きな舞台となる【3つの時代】と、それぞれの時代における主要人物達を紹介していこう。
この3つの時代における登場人物たちの【生まれ変わり】が、今回の主なテーマだ。
※以下の画像の引用元は、いずれも『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』より。
遥か太古の時代(過去)
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
今の地球の歴史が始まるより遥か昔、月には不老長寿の人々が住み、地球の生命の進化を見守る役目を持つ、月の千年王国『シルバー・ミレニアム』が栄えていた。
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
シルバー・ミレニアムは、無限の力を秘めているとされる聖なる鉱石『幻の銀水晶』によって守られていた。
かたや地球にも、地球を惑星の内側から護る役目を持つ地球国『ゴールデン・キングダム』が栄えていたが、
ある時、太陽の黒点から誕生し、地球に降りそそいだ邪悪の根源、『クイン・メタリア』が地球の予言者『クイン・ベリル』を洗脳し、『ダーク・キングダム』として地球人を先導してシルバー・ミレニアムを襲撃する。
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
結果として月と地球、双方の王国とも滅亡してしまい、クイン・メタリアはシルバー・ミレニアムの女王であった『クイーン・セレニティ』によって、銀水晶のパワーで地球の北極圏に封印された。
「過去」の登場人物
・プリンセス・セレニティ
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
かつての月の王国『シルバー・ミレニアム』の王女であり、現在におけるセーラームーン、月野うさぎの前世における姿。
月の王女でありながら、地球国の王子である『エンディミオン』と禁断の恋に落ちる。
クイン・ベリル率いる『ダーク・キングダム』がシルバー・ミレニアムを襲撃した際、エンディミオンと共に最後まで戦争を止めようとするが、自身をかばったエンディミオンが目の前で殺されたショックと絶望により自害する。
しかし、母親であるクイーン・セレニティと銀水晶の最後の力により、20世紀の地球に『月野うさぎ』として転生した。
・エンディミオン
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
かつての地球国『ゴールデン・キングダム』の王子にして、現在におけるタキシード仮面、地場衛の前世の姿。
月のシルバー・ミレニアムの王女であったプリンセス・セレニティ(うさぎの前世)と禁断の恋に落ちる。
ダーク・キングダムによってそそのかされた地球国の人々と月との戦争をプリンセスと二人で止めようとするが、クイン・ベリルがプリンセスを殺そうとした際、それをかばって命を落とす。
ダーク・キングダムの幹部である四天王たちは、実は元々は地球国の王子であるエンディミオンの側近達であったが、クイン・ベリルによって洗脳されてしまったのであった。
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
・過去のセーラー戦士たち(セーラーマーキュリー、マーズ、ジュピター、ヴィーナス)
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
シルバー・ミレニアムにおいて王女プリンセス・セレニティを守護する役目を持つ四人の戦士達であり、プリンセスの世話係や家庭教師なども務めていた。
シルバー・ミレニアムがダーク・キングダムの襲撃により滅亡した際、セレニティと共に20世紀の地球へと転生する。
20世紀の地球(現在)
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
シルバー・ミレニアムとゴールデン・キングダムの滅亡から遥か長い時間を経て、再び地球の歴史が始まり、文明が発達した現代。
セレニティ、エンディミオン、セーラー戦士達、そしてクイン・ベリルもこの時代に転生したことにより、過去の因縁により再び戦いが始まる。
「現在」の登場人物
・月野うさぎ=セーラームーン
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
プリンセス・セレニティが転生した姿であり、物語冒頭では中学2年生。
過去の記憶は失っているが、月猫『ルナ』との出会いによりセーラームーンとして覚醒し、やがてセレニティとしての記憶を想い出すこととなる。
・地場衛(ちばまもる)=タキシード仮面
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
かつての地球国王子、エンディミオンが現代に転生した姿であり、物語冒頭では高校生(旧アニメ版では大学生)。
幼少期の交通事故で両親を亡くし、自身もそれ以前の記憶を失ってしまっている。
その後、夢で謎の女性(実はセレニティ)から語りかけられる「幻の銀水晶を、お願い、、、」という言葉を記憶の唯一の手がかりとして、
『幻の銀水晶』を求め、“なぜか”タキシードに仮面のコスプレ姿で、『タキシード仮面』として夜な夜な街をさまよい歩くようになった。
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
同じく現代に転生したプリンセスであるセーラームーン=うさぎと再び出逢い、当初は反発し合うも、やがて再び恋に落ち、かつてのエンディミオンとしての記憶を取り戻す。
ちなみに、冒頭でイジらせてもらった毎回の不自然な登場シーンやキザなセリフの数々は、原作ではほとんどなく、どうやら旧アニメ版のオリジナルらしい。
・セーラー戦士たち(現代)
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
かつてプリンセス・セレニティの守護戦士だった4人のセーラー戦士たちが、
水野亜美=セーラーマーキュリー、火野レイ=セーラーマーズ、木野まこと=セーラージュピター、愛野美奈子=セーラーヴィーナスとして転生した姿。
4人共、物語冒頭ではうさぎと同じく中学生。
うさぎがセーラームーンと覚醒したのと同時期に、順番に戦士として覚醒し、戦いに巻き込まれていく(セーラーV=後のヴィーナスは一番最初で、実はセーラームーンよりも先)。
はじめは同じセーラー戦士の「仲間」としてセーラームーンと共に戦っていたが、
やがてうさぎと衛がセレニティとエンディミオンとしての記憶を想い出すのと同時期に、自身らもプリンセスの守護戦士だったかつての記憶を取り戻し、プリンセス=うさぎを守護する戦士としての使命、自覚に目覚めていく。
・クイン・ベリル
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
かつて地球国の王子であったエンディミオンに片想いしていた地球の予言者。
太陽黒点から地球に降り注いだ『クイン・メタリア』によって洗脳され、自身も地球国の四天王を『ダーク・キングダム』の幹部として洗脳し、地球の人々に月への反感をあおって襲撃させ、エンディミオンとセレニティを死に追いやった張本人。
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
彼女もまた記憶を失って20世紀の地球に転生し、調査員として北極に訪れていた所、偶然にも封印されていたクイン・メタリアを発見してしまう。
そして再び洗脳され、現代においてダーク・キングダムを復活させ、幻の銀水晶を求めて暗躍をはじめた。
30世紀の地球、クリスタル・トーキョー(未来)
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
千年後の地球は、うさぎ=セーラームーンの未来の姿である『ネオ・クイーン・セレニティ』とタキシード仮面=衛の未来の姿である『キング・エンディミオン』、この二人によって建てられた『クリスタル・トーキョー』を中心に統治されている。
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
そこは、中心部である『クリスタル・パレス』をはじめ、全ての建物がクリスタルでできている未来都市であり、全人類が『幻の銀水晶』の力によって、かつての月の王国シルバー・ミレニアムと同様、千年にも及ぶ寿命と、恒久平和な社会を実現している。
(ただし、旧テレビアニメ版では設定が異なっていて、不老長寿ではなく、ゴールドスリープによって地球人類が900年間眠りについていたことになっており、うさぎも含め、不老長寿である設定は存在しない)
しかし、その不老長寿の平和な社会を好ましく思わない『ブラックムーン一族』によって、太陽系第10の惑星とされる『惑星ネメシス』に眠る『邪悪水晶』を地球に撃ち込まれたことで、クリスタル・トーキョーは壊滅してしまった。
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
「未来」の登場人物
・ネオ・クイーン・セレニティ
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
30世紀のクリスタル・トーキョーの女王であり、月野うさぎ=セーラームーンの未来における姿。
うさぎは、22才の時点で幻の銀水晶の力により1000年の不老長寿を手にしたため、このネオ・クイーン・セレニティはうさぎの「生まれ変わり」ではなく、そのまま30世紀まで1000年間を生き永らえた「未来の姿」である。
地球人類を自身と同様に不老長寿とし、夫であるキング・エンディミオンと共にクリスタル・トーキョーを統治していたが、『ブラック・ムーン一族』の襲撃によりクリスタル・トーキョーが壊滅した際、自身の防御としてクリスタルに全身を包まれ、そのまま眠りについている。
・キング・エンディミオン
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
30世紀におけるクリスタル・トーキョーの統治者であり、地場衛=タキシード仮面の未来の姿。
ネオ・クイーン・セレニティ同様、地場衛が幻の銀水晶の力で不老となり、1000年間を生き永らえた「未来の姿」である。
ブラック・ムーンがクリスタル・トーキョーを襲撃したことで、体は眠り続けているが幽体離脱した状態になっており、ちびうさや現在からやってきたセーラームーン達を支援した。
・ちびうさ
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
30世紀におけるネオ・クイーン・セレニティ=うさぎとキング・エンディミオン=衛の一人娘であり、本名は『うさぎ・スモールレディ・セレニティ』。
原作では、うさぎが22才で生んだ娘のため、実年齢は30世紀の時点で900才(ただし旧アニメ版ではコールドスリープにより不老長寿の設定はないため、見た目通りの幼い年齢)。
幼少期のままの姿から成長せず、未だプリンセスとしての能力にも目覚めない自分に自信を持てないでいた中、ある日、母親であり憧れの対象でもあるネオ・クイーン・セレニティに近づこうとして、クリスタルパレスに封印された幻の銀水晶を密かに持ち出してしまう。
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
しかし、その直後、ブラック・ムーン一族によってクリスタル・トーキョーは襲撃され、幻の銀水晶を失ったクリスタル・トーキョーは破壊され、ネオ・クイーン・セレニティとキング・エンディミオンは眠りについてしまった。
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
それを自身のせいだと深い罪悪感に襲われたちびうさは、かつて母から聞かされていた、母の若かりし頃の姿であった最強の戦士『セーラームーン』に助けを求めるため、『時空の扉』の番人である『セーラープルート』の持つ『時空の鍵』を奪い、20世紀のうさぎと衛の元へとやって来た。
・未来のセーラー戦士たち
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
うさぎ=ネオ・クイーン・セレニティと同様に、幻の銀水晶の力で不老長寿になった4人のセーラー戦士達(マーキュリー、マーズ、ジュピター、ヴィーナス)。
クイーンがブラック・ムーンの襲撃を受けて眠りについたのと同時に、彼女らも眠りについている。
・ブラック・ムーン一族
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
30世紀において、月の王国シルバー・ミレニアムの流れをくむネオ・クイーン・セレニティら『白い月の一族』による地球の統治を、「不老長寿をエサにした宇宙人による侵略」と捉え、平和な不老長寿の世界を「堕落」であるとして拒んだ一族。
どこからともなく現れた魔導師の『ワイズマン』によって太陽系第10惑星ネメシスに導かれ、そこに眠っていた、幻の銀水晶と対を成す負のパワーを持つ『邪悪水晶』をクリスタル・トーキョーに撃ち込むことで壊滅へといたらしめる。
(引用元:『美少女戦士セーラームーン 完全版(1)~(10)』©武内直子・講談社)
さらには、月の一族ではなく、地球人が統治を続ける世界が続くよう、歴史そのものを改変させるために、20世紀の地球に介入してドロイドを送り込み、20世紀の人間を殺してすり替えようとした。
、、、さてさて、
以上が『セーラームーン』の物語における、【過去】【現在】【未来】の時空の主な舞台と登場人物達だ。
ここから、この三つの舞台にてどのような物語が展開されるのか、そしてそこから見える、物語に込められた「生まれ変わり」その意味を【相似形】というキーワードから読み解こうと思うのだが、
少し長くなってしまったので、続きはまた今度。