『チャクラ』の本当の意味。開くと危険?とっておきの調整法をお伝えします
開くと人生が開花する!とおなじみの、
「チャクラ」
つまらない人生を一発逆転できちゃいそうな予感をビンビン感じる!
才能(潜在能力)が開花する!
インスピレーションが降りてくる!
奇跡体験が起こる!
遠隔で気が読める!
気を飛ばせる!
etc・・・
何やらいろいろスゴそう。
『遠くから大きな気が近づいてくる!』
と、まるでドラゴンボールのように気を感じられることを期待しながらも・・・
検索してみると、もう見るからに怪しげなコンテンツがみっちりとひしめいている!
これは危ない!
なので今回は、地に足つけて、チャクラの実態を解明していきましょう!
目次
チャクラとは?
チャクラはサンスクリット語で「円、車輪、回転」を意味し、その起源はヒンドゥー文化にある。
「ヴェーダ(知識)」と呼ばれるヒンドゥの経典の一部で、
紀元前7世紀に書かれた「ウパニシャッド」という文献が元になっている。
(引用元:ウパニシャット全書 全10冊 ©高穂順次郎,東方出版,1980)
つまり、長い歴史を持つインドに伝わる由緒ある教えだ!!
そして、チャクラは体全体をめぐる生命エネルギーが出入りするポイントをさしている。
東洋医学でいわれるところのツボをイメージするとわかりやすいかもしれないね。
チャクラの場所と意味
主要なチャクラは図の通り配置されている。
かの有名な、
「松果体」
「丹田」
を含む7つのポイントが頭のてっぺんから背骨に沿って並んでいる。
細かくみていくと12、13、15、22チャクラ説なんてのもある。
しかし、色々調べると7つのチャクラがわかれば十分だ。
簡単にチャクラの全体感をつかんでいきましょう。
7つのチャクラの意味まとめ
7つのチャクラそれぞれの場所、イメージカラーや意味をまとめてみました。
場所 | 色 | 意味 | |
第1チャクラ | 尾骨付近 | 赤色 | 生命力・バイタリティー |
第2チャクラ | 丹田 | オレンジ | 感受性・欲求 |
第3チャクラ | 胃付近 | 黄色 | 自我・個性・不安 |
第4チャクラ | 心臓付近 | 黄緑 | 信頼・愛情 |
第5チャクラ | のど | 水色 | 自己表現・意思疎通 |
第6チャクラ | 眉間・額 | 藍色 | インスピレーション・直観 |
第7チャクラ | 頭のてっぺん | 紫色 | 宇宙意識・霊性 |
いっぱいあるけど、なんとなくイメージしてもらえればOK。
特に色に関しては、後付けでつけられたものらしく、著書や人によって主張が変わったりもするから、こだわらなくて大丈夫だ。
そして、あるあるだけど、
私、感受性が強いから第2チャクラ優位なんだわ!
みたいなやつも、あんまり意味がない。
一番伝えたいことは、
チャクラ=「回転」と訳されるように、
どれか一つが止まってしまえば、流れが止まってしまうということ。
つまり、『全部がバランスよく回転してこそ起動する』ということを抑えてほしいんだ。
もう一度言うけど、
第3チャクラ開いたヤッホー
とかいう代物ではないから要注意。
それはむしろ偏った状態で、暴走(いわゆる「開きすぎ」)の原因になるから気をつけよう!
チャクラを活性化するには姿勢が大事
ここまでわかると次の疑問が出てきた。
全部がバランスよく回転するってどすればいいの?
その答えは明快!
姿勢を整えること
これが大事だ!
先ほどの主要チャクラが背骨に沿って配置されているのをみればわかりやすい。
姿勢が歪めば、背骨が歪む。
するとチャクラも歪んでしまう。
歪んだ場所で流れが止まってしまうのが、容易に想像できるよね。
そう、
姿勢の乱れは
チャクラの乱れ!
そして、その乱れは病のもととなる。
もはや超人的な才能が開花する以前の問題だ。
そんな当たり前のことが抜け落ちた状態で、超人願望をあおる罠は世の中に多い。
例えば、
「チャクラを浄化する音楽」
「チャクラを開くパワーストーン」
とか。
やたらめったに、世に出回っているけど、その効果は怪しいよね。
「寝ながら聞くだけでチャクラ活性化」
⇒「寝ながら聞くだけで姿勢が整う」
と言い換えてみると、もう効く気がしない。
本当に効くなら、バズっているはずだ。
整体に通う必要もなくなる!
確かに「カラダにイイ振動数」とかあると思うけど。
楽して〇〇はだいたい大成しないのが世の常だ。
地道な姿勢の調整こそが、あなたの時空を変えることを肝に銘じておこう。
細部に神は宿る。
ちょっとがゴッドなんだ!
ちょっとゴッド
ちょっとした工夫=今やれる事の全方位な積み重ねこそが実は神ってるワケで、それ以外の華やかな神技は結局は黒魔術に過ぎず、使っている本人の時空をいずれ滅ぼすものだという叡智がこのちょっとゴットの時空論には隠されている。
宇宙海賊専用辞書『ちょっとゴッド』
姿勢は足から始まる
じゃあ、姿勢を整えるには何から始めたらいいの?
バッチリ明確に示しましょう。
覚えておいてほしいことは、
姿勢の始まりは『足』にある!
といことだ。
足はこのカラダで唯一の地面との接地面。
このカラダを支えている、いわば「土台」だ。
建物で考えてみよう。
あるお城の土台が今まさに崩れようとしている!
殿!城が崩れかかっております!
なんと!急ぎ職人を呼べぃ!!
その時、職人がこう言う。
今、屋根をなおしてるので、手が回りませーん!
おいおいウソだろ!屋根どころの騒ぎじゃないよ!
土台が崩れれば、すべてが崩壊する。
カラダでいえば、足が崩れれば姿勢全体が崩れ始めるということだ。
早急に足の崩れを食い止めよう。
足下二輪相(そくげにりんそう)
ちなみにだけど、悟りを開いた者たちも足を大事にしていた形跡がある。
かの有名な仏像の足に注目してほしい。
ミャンマーの仏像
(出典元:成田山深川不動堂公式HP ©深川不動堂)
箕面山 瀧安寺の仏足石
足裏に輪形の相(千輻輪)がある。
(意味) 人々の迷いを静める
出典:仏像ガイド
意味ありげなこの足の模様。
数々のチャクラの図と同様、足裏に太陽のようなマークがある。
また、現代でも足ツボ反射区の図に足裏が全身とつながっていることが記されている。
もはや『足裏』を避けては通れない。
健康のヒミツも、才能開花も、足裏に秘められている!
これぞ、東洋の叡智の基本だ!
『地に足つける』ことが文字通り大事なんだ。
チャクラは開くではなく合わせるだった?
「チャクラを開いた!」という人をネット上で良く見かける。
しかし、チャクラを「開く」と言っている人は本当の意味ではチャクラを体現できていない可能性が高い!
えっ?何で?
その理由は、本筋のチャクラは感覚的には開くものではなく『合わせる』という感覚だからだ。
ただの表現の違いのように感じるかもしれないが、ここがポイント!
少し説明させてほしい。
チャクラ最大の罠がある!?
(出典元:FRCTAL『【入門】チャクラについて理解できるように分かりやすく解説!』©FRACTAL 2018-2021)
チャクラどうこうの前に、エネルギー(気)はこの世界に満ち満ちて循環している。
この宇宙、空気、そしてカラダと絶えず流れ続けているんだ。
(引用元:NASA,JAXA/ISAS、CTA consortium)
(引用元:国立研究開発法人国立環境研究所HP ©国立環境研究所)
僕らはその循環(回転)の中で生かしてもらっている。
その通り道こそチャクラ。
だからこそ、もう既にある流れに合わせにいくという感覚が近いということだ。
それは開閉してコントロールするものではなく、「受け取る」という感覚。
その流れを止めるような観測、態度、姿勢をとるとチャクラに合わせることは難しくなる。
そう、最大の罠は「チャクラを獲得したい!」という自分本位の観測、態度だ!
川で例えてみよう。
流れる川の中で一部の水を独占しようと、石を積み重ねて囲ったとする。
すると、そこには川の流れから外れた水たまりが生まれる。
水たまりはもう流れることができない。
段々と堆積物が重なり、次第に水は淀み、汚れていくだろう。
同じように、チャクラを自分のモノにしようとして、
「チャクラで超人になる!」
「チャクラで奇跡体験を!」
という観測が本流からズレる原因となる。
第一ボタンのかけ間違えという、最大の罠だ。
そのズレはカラダの歪みとなって現れる。
人体というユニバーサルデザイン
そして、ここでもう一つ、「量子の人体」があることを抑えておいてほしい。
量子。
それは目にはみえないほど、とても小さな物質やエネルギーのこと。
このカラダには本来主体となっている5D=ユニバーサルデザインが存在する。
実は、それが本当の意味でのチャクラだ!
つまり、チャクラ・丹田の方が優先的に働いて体が整っていくというシステムがあるんだ。
だから、カラダの形の崩れというのは、その鋳型から離れていってるというサイン。
カラダを綺麗にしていくことは、ユニバーサルデザインの方に体を近づけたっていう精進だ。
だから人の事を気にかけて、人の方に尽くしていくと、いつの間にか自分の頭の悩みは消えて表情は綺麗になる。
目つきが綺麗になる。
カラダはそれを常に教えてくれている。
大事にみつめ、向き合えばたくさんのことを教えてくれる。
カラダに習い、観測を整えよう。
人のカラダの事を一番に考えて、守りたいって思ってる人が一番綺麗になってもおかしくないのですから。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました!
まとめると、
- チャクラはインドの由緒ある教え
- チャクラは背骨に沿って7つ並んでいる
- チャクラは全部がバランスよく回転してこそ起動する
- チャクラは姿勢を整えることが大事!
- 姿勢は足から始まる
- 楽して〇〇は大成しない。ちょっとがゴッド!
- チャクラは開くではなく合わせる。
- チャクラこそカラダの型
- 型からのズレすらもカラダが教えてくれている
- カラダに習おう!
人生を一発逆転できちゃいそう!で調べ始めたチャクラ。
結局やることは「足から姿勢を整える」という地道なところにたどり着きましたね。
意外だったかもしれませんが、地道な分、再現性が高い!
地に足つけて、やればやるだけ、
姿勢は美しくなり、
支えられていることを実感でき、
精神的に調和がとれ、
落ち着いた態度が身につき、
元々持ちえた才能を自覚し、
人と真摯に力を合わせられるようになることで、
あなたの時空は好転します!
では最後に、ここまで読んでくれたキミにプレゼントを。
日本で古来から伝わる世界で一番理にかなった姿勢調整法を紹介します。
それが、
「蹲踞」
蹲踞は剣道や相撲で試合前にとる姿勢でもあり、縄文人の休憩姿勢でもありました。
日本に太古より伝わるこの姿勢。
実は足の構造に従って全身を使えるようになるための『型』となる姿勢でもあるんです。
だからこそ、これまで挙げてきたポイントをすべて押さえられるようになる、すごく理にかなった姿勢。
- 続ければ足が整う。
- 重心はカラダの中心ポイント丹田に集まる。
- 芯(正中洞)を立てながら、同時に脱力ができる。
- すなわち姿勢が整う。
- チャクラに合わせたカラダの扱い方に近づく。
- 全身の連動性を高め、カラダを自由にする。
- 呼吸が整い、落ち着く。
- 支えられていることをカラダで実感できるようになる。
- 他者とのチームワークがよくなる。
とても地味だが、続けることで着実に、
キミの封印は解け、
Newtype性が開花します。
まさにちょっとゴッド!
千里の道も一歩より始まる!
蹲踞にチャレンジしたい方は、下の関連ページをチェックしてみてください。
思う存分、蹲踞を、そしてカラダを共に学んでいきましょう!
それではまた、2039.jpでお会いしましょう!