【足が変われば人生は変わる】大人から始める「足育」のススメ!足と姿勢と脳の関係

体癖手帳でカラダにアプローチする際に、もっとも大切にしているのが「足」です!

「足」はカラダの土台であり、人生の土台です。

 

しかし実は、現代人の9割が「足にトラブル」を抱えていると言われています。

そこから、様々な「身体のトラブル」「こころのトラブル」「関係性のトラブル」へと連鎖してゆきます。

 

一見無関係に見えるような「人間関係の問題」や「仕事の悩み」も、その原因をたどると、「カラダの問題が原因だった」と気づくことが多々あります。

そして、その根っこが「足」なのです。

 

「足」はカラダの土台であり、人生の土台。

あなたの人生を支えているのは、あなたのその「足のカタチ」です。

 

  • あなたの足は、どんなカタチをしていますか?
  • そこに、どんな意味を読みとけるでしょうか?

 

大人だからこそ大切にしたい「足育」のお話です。

 

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なぜ「足育」が大切なのか?

9割の現代人が足のトラブルを抱えている

人生に欠かせない「足」ですが、実は現代では多くの人が「足のトラブル」に悩まされるようになっています。

さかのぼってみると、1970年代から子どもの足のトラブルが増え出したのだとか。

 

引用元:子どもの足と健康 

1970年代から「土踏まず」の無い子どもが増えはじめ、2004年には半分以上に。さらに「浮指(指が使えていない状態)」に関しては、なんと92%が浮指傾向という衝撃の結果に。

2004年時に5才ということは、今日では25才くらいになるZ年代のデータです。これより若い世代に関しては、足のトラブルはさらに拡大していると予測されます。

 

では、これらの「足のトラブル」があると、何がまずいのでしょうか?

いくつか見ていきましょう。

 

姿勢が悪くなる

 

足の形が崩れると、その影響は全身に波及します。

特に「土踏まず」が未発達な、アーチが形成されていない足の形だと、二足歩行の人間のカラダは非常にバランスの悪い状態になるのです!

 

「土踏まず」には、次のようなはたらきがあります。

1.立った姿勢を安定させます。パイプ椅子の例で、よく分かります。
2.強いアーチがあるから、片足でからだを支えて動くことができます。橋をアーチの形にするのは、支える力が強いからです。
3.「踏ん張る」など、足ゆびの働きがよくなります。手を机の上に置いて、指を曲げてアーチを作ると指に力が入りますが、指を伸ばすと力が入りません。
4.跳ぶ、飛び降りるときのクッションの役目をします。土踏まずがない人は、飛び降りたときに、膝を深く曲げてショックを和らげます。なわとびをするときは、足裏全体で着地するので大きな音がします。
引用元:子どもの足と健康 

 

足裏のアーチというのは、人間にしか存在しません。4足歩行の動物には無いそうです。

このアーチが、二足歩行するために必要な全身のバランスをとります。全身の体重を支え、クッションの役割も果たしています。

ですから、足がしっかり育っていないと、本来の人体に必要な運動機能を発揮できないです。

 

それにより、さまざまなトラブルが引き起こされます。

 

体中のトラブルも足から⁉

足はカラダの土台ですから、当然「足の形」が整っていないと、その乱れは全身に波及します。

その状態で毎日を過ごしていると、さまざまな部位に余計な負荷がかかってきます。

  • 膝の痛み
  • 腰痛
  • 股関節のトラブル
  • 肩こり
  • 首の痛み
  • 頭痛

一見バラバラに見える症状も、実際には「足の形のズレ」から生じていることがほとんど。

ですので体癖手帳では「まずは足から整えること」を強くオススメしています。

 

脳の使い方にも影響が

脳の働きが、運動や呼吸、血流や体温といった、脳以外の働きによって支えられているということが、さまざまな研究によって分かってきています。

特にウォーキングやランニングといった運動は、脳にもいい影響を及ぼすことが知られています。しかし、実は若い世代ほどそうした運動習慣が少なく、足腰の筋力の低下が見られるようです。

年齢階級別にみて、最も運動習慣が少ないのは男性は30代、女性は20代で、いずれも1割強しかいないのです。
(30代男性:13.1%、20代女性:10.1%)

(中略)最も運動習慣の少ない20~30代は社会で言えば働き盛りの年代。
仕事が忙しく、会社のデスクに座っている時間が長くなる方など、運動不足を感じている方も多いようです。
引用元:株式会社「脳の学校」

 

長時間のデスクワークやスクリーンタイムによる、猫背姿勢やスマホ首(ストレートネック)は、首や肩回りの筋肉や関節を固め、血流を悪化させます。

脳の活性化には、血流量が大きく影響していますが、脳に血流を送り込むためには、姿勢や筋肉によるサポートが欠かせません。

 

全身を支えるのは足のアーチ

人体の複雑な構造を支えている「足」は、いわば「あなたという存在の根っこ」です。

あなたという存在が実をつけるかどうか?は、根である足がしっかり支えてくれているかどうか?にかかっているのです。

 

成人の頭の重さは約 4~6kgと言われ、首を傾けるごとにその負荷は増加。もっとも姿勢の悪い状態だと、27kgほどの負荷がかかるとも言われます。

それだけの重さを持つ頭部を支える姿勢を維持する土台が、「足のアーチ」にあるということです。

 

足の状態をチェックしよう!

足育チェックシートをご紹介

「足育」の大切さが見えてきたところで、あなたの「足の状態」をチェックしてみましょう!

体癖手帳のオンラインセッションでは、専用のチェックシートを使って、足の状態を見ていきます。

その際に、「足の形」と「ものの見方」のつながりについても理解を深めていきます!

 

ここでは代表的な3つの「チェックポイント」をご紹介します。ぜひご自身の足と見比べながら、理解を深めてみましょう!

 

外反母趾

 

親指が内側に曲がってしまう「外反母趾」に、お悩みの方も多いのではないでしょうか。歩行が困難になるほどの痛みを訴える方もいます。

意外なことに、アスリートにも外反母趾の方は多くいらっしゃいます。有名な金メダリストや、世界記録を持つ短距離走者、NBAのスタープレーヤーでも、足のトラブルと無縁ではないようです。

 

「体癖手帳」で外反母趾をチェックする時は、以下のポイントを見ていきます!

  • 親指が内側に15度以上曲がっていないか?
  • 親指の付け根の骨が大きく肥大化(仮骨化)していないか?

 

また「外反母趾」のカラダの声がこちら

  • 右足の外反母趾
    「個人的な好き嫌いで人生が振り回されやすく、人が離れていっていますよ」
  • 左足の外反母趾
    「自分の出来・不出来に囚われて、人と協力できなくなっていますよ」

 

足指は「受信・入力」のシンボルです。

また、親指は「カラダの体感」のシンボルでもあります。

 

親指の先を感じられない外反母趾の重心ですと、状況を把握したり、事実を事実のまま受け取ることが困難な傾向になります。その結果、自分の頭の中の世界を重要視しすぎてしまいます。

この外反母趾の心理傾向が薄まると、人と協力しにくい認知モデルもしだいに薄まっていき、人と良好な関係を築きやすくなります。

 

外反母趾は、幼少期の足の使い方で形が決まると言われていますが、大人になってからでも、足のメソッドや矯正によって少しづつ改善していきます。

全身の整体や血流、冷え性改善にも効果的ですので、ぜひ長期的にとり組むことをオススメします!

 

内反小指

 

足の小指が内側に曲がってしまうのが「内反小指」の問題です。

小指は、親指以上に、日ごろ感覚している人は少ない指かと思います。しかし、小指はカラダのバランスをとる上で非常に重要な役割を果たしています!

 

なぜなら、足のアーチは「親指側の内アーチ」と「小指側の外アーチ」の2つのアーチ、さらには親指と小指をつなく「横アーチ」の計3つのアーチによって形成されているからです。

引用元:CRAMER JAPAN 「足の裏を知ろう!」

 

つまり、小指が変形し、小指側のアーチがうまく使えないと、人体はうまくバランスを取ることができません。

その結果、歩くたびに姿勢はグラグラと揺れ、そのズレは足首、膝、股関節、腰、背骨、肩、首、頭部へと波及していきます。

ひざ痛や腰痛、肩こりや頭痛とも、決して無縁ではないのです。

 

「体癖手帳」で内反小指をチェックする時は、以下のポイントを見ていきます!

  • 小指が内側に曲がり、踏みしめを阻害していないか?
  • 小指の付け根の骨が大きく肥大化(仮骨化)していないか?

 

また「外反母趾」のカラダの声がこちら

  • 右足の内反小指
    「自分以外の人の背景(過去)を大事にできない、刹那主義傾向」
  • 左足の内反小指
    「自分自身の背景(過去)を大事にできない、刹那主義傾向」

 

小指は「時間的なものの見方の広がり」のシンボルでもあります。

小指が使える人は、時代を超えた広い時間幅でものごとを捉えたり、認知することに長けている傾向があります。

遠い時代の物語や、人の物語に想いをはせる、ロマンある感性と言ってもいいかもしれません。

 

小指が使えないと、そうした時間の連続としての「今」を感じられず、「刹那主義=過去への雑さ」というものの見方になることも。

自分や他人の「背景・過去を感じる感性」が弱っていると感じる人は、ぜひ立ち止まってチェックしてみるポイントです。

 

内反小指も、外反母趾と同様、時間をかけて少しずつ直していける問題です。ぜひ「足育」で改善していきましょう!

 

浮指

足指が使えていないのが「浮指」です。

2004年の調査では、5歳児の92%に浮指があるという衝撃のデータもありました。

「10本全部が浮指」という方もいれば、「1本だけが浮指」という方もいるでしょう。

 

浮指とは、「足指を踏みしめながら使うことができていない」ことによる足のトラブルです。

足に合わない靴を履いたり、分厚い靴下をはいていたり、そもそも外で足を使って遊ぶ時間が少なかった事などが原因となります。

肩こりや猫背、スマホ首の原因にもなる「浮指」は、実は心理的な未成熟さにも影響していると体癖手帳では考えます。

 

「体癖手帳」で浮指をチェックする時は、以下のポイントを見ていきます!

  • 足指の腹をふれて「ぽちゃぽちゃ」柔らかくないか?
  • 立った状態で、地面に接地していない指がないか?

 

また「浮指」のカラダの声がこちら

  • 「その場の気分で動いてしまう、大人気なさのシンボル」

 

浮指の状態というのは、ある種の「子どもらしさ」でもあります。

浮指傾向にある人は、「気分屋」であり、その場その場の行動や判断において「気分」を優先させる傾向があるのです。

こうした傾向は、若いうちは可愛らしく好感を持ってみられる事もありますが、大人になるにつれて苦労の元となるようです。

 

大事なところで責任を果たせない。逃げてはいけないところでテキトーにしてしまう。約束を平気で破ってしまう。

年齢を重ねるごとに、浮指の子どもっぽさによる影響は大きくなってゆきます。

 

浮指が直り、10本の指を踏みしめながら使えるようになってくると、気分的行動が減ります。

「踏みしめられる」「踏ん張りがきく」ようになりますので、責任ある大人としての信頼関係が築けるようになるでしょう。

 

浮指の方は、その場を共有している時間でも、自分のペースで分をわきまえない、気分に左右される傾向があります。

そうした側面が自身にありそうだと感じる方は、ぜひ「浮指」をチェックし、改善のための足育メソッドにとり組まれることをオススメいたします!

時間をかけて根治療法にとり組まれれば、かならず浮指傾向は薄まっていきます。

 

足は人生のシンボル

いかがだったでしょうか?

「体癖手帳」の足育チェックでは他にも、「甲高=ハイアーチ」「足デブ」「爪はね」「かかと・距骨のズレ」「偏平足」など、細かく足の状態をチェックしてきます。

 

また、各足指にもそれぞれ意味があると、体癖手帳のカラダの声では考えます。

  • 親指=カラダとの関係性
  • 人差し指=対・他者との関係性
  • 中指=対・組織との関係性
  • 薬指=対・民族、国との関係性
  • 小指=対・時代、惑星との関係性

あなたの足指の状態をチェックすることで、あなたの人生における多角的な関係性の把握ができます。

それが体癖手帳の「足育」が持つ、他にはない価値でもあります。

 

人体は情報の宝庫であり、「足の形」はあなたの人生が凝縮された縮図でもあるのです。

ぜひ「足の形」を確認して、自分自身の人生と照らし合わせてみてくださいね!

 

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